シラソンほぼ日刊株式News

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お金の強化書 出張版 最近流行りの『21世紀の資本論』って知ってますか?

いつもありがとうございます。

お金の強化書の山下です。

私がアメブロでやっている『お金の強化書』というブログの出張版です。

通常のシラソンほぼ日刊株式Newsがお休みですので、こちらで楽しんで頂ければと思います。

それではどうぞ。

今回は最近流行りのトピックですね。

めっちゃ分厚い本なので読むのは面倒やけど、どんな本か知りたいなぁ。とお考えの方は多いんではないでしょうか?

そういう方のご期待に添えれば幸いです。

今日のテーマの前にまずはこちらから。

《本日のトピック》
『本日のトピックは最近気になるニュースを一つだけ紹介するコーナーです。』

今日の気になるニュースはこちら

パナソニックにホンダ…続々と日本に帰ってくる海外工場
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]

まさかの中央日報からの転載です笑

このニュースを見て皆さんいかがですか?

僕は非常に嬉しいです。
というのも、やっと円安の恩恵が出始めたんです。

お昼のニュースでは円安についての悪い面のみが報道される事が多いです。

輸入物価が上がり生活が苦しくなる。ということですね。

そりゃあそうでしょう。お昼のニュースを見る方のほとんどは非労働人口ですから。

ですが、そんな非難を噛みしめつつ、それでも円安を進めるべきなのは、海外から仕事を取り戻すという大きな目標があるからです。

円高による賃金高騰のため、多くの機械生産部門は海外へと流出しました。それにより起こったのは第二次産業の空白化です。

日本の生産拠点を海外移管することにより、多くの人がリストラされ、職を持たない人が世の中にあふれました。

そりゃあ、働かない人が増えれば景気が良くなるわけないやん。って感じです。

多くの方が生産拠点の国内回帰を待っていたことと思います。

やっと日本の景気回復が見えてきました。金融市場だけにお金が回るのではなく、やっと労働市場にもお金が回るようになるのです。

ですが、労働市場不安は根強いのでどこまで実現できるかは、状況を注視していきたいところですね。

《今日のテーマ》

今日のテーマは『21世紀の資本論』です。

私は今30歳ですが、資本論についてはしっかりと読んだことはありません。

マルクス資本主義がどうのこうの••••と言っていた世代は今の50代の方々くらいなんですかね?それさえも良く存じ上げません。

なので私の世代以下の方々では『21世紀の資本論』の前にまずはそもそも資本論って何なん?って方がほとんどかと思います。ですので、まず今回は資本論について考えていきたいと思います。

少し難しい話になりますが、池上彰さんに負けないくらいわかりやすくお伝えするつもりなので、読んで頂ければと考えております。

それでは。

まずは資本論を要約するとこんな感じです。

人間の労働があらゆる富の源泉であり、資本家は、労働力を買い入れて労働者を働かせ、新たな価値が付加された商品を販売することによって利益を上げ、資本を拡大する。
資本家の激しい競争により無秩序な生産は恐慌を引き起こし、労働者は生活が困窮する。労働者は大工場で働くことにより、他人との団結の仕方を学び、組織的な行動ができるようになり、やがて革命を起こして資本主義を転覆させる。

どうでしょう?

皆さんおわかりになりますか?

何言うてんねん!全然意味わからんわって感じでしょうか?

ちょっと内容が抽象的すぎるので例で考えてみましょう。

去年の「すき家」で起きた一時閉店問題とリンクさせて考えると非常に良くわかります。

それでは考えていきます。

①人間の労働があらゆる富の源泉であり、資本家は、労働力を買い入れて労働者を働かせ、新たな価値が付加された商品を販売することによって利益を上げ、資本を拡大する。

最初の一文です。いかがでしょう?

この内容をすき家に例えて言うとこんな感じです。

①お金は基本的に働くことによって生み出される。すき家の社長(資本家)は社員やバイトを雇って美味しい牛丼を作ることで利益を上げて、新たに店舗を増やしていく。

さて、では次です。

②資本家の激しい競争により無秩序な生産は恐慌を引き起こし、労働者は生活が困窮する。

恐慌とか資本主義を転覆とかややこしい言葉が出てきましたね。

すき家に例えてみると意外と簡単なんです。

こんな感じです。

すき家吉野家や東京チカラメシ等との競争が激しくなり価格競争を進める。(牛丼の価格を値下げする。)商品の価格が下がると利益が減るので人件費の圧縮が進む。バイトのシフトが削られたり、給料が安いくせに仕事量はめっちゃ多い等のことが起こる。

すき家だけに限らず、ブラック企業によく見る形ですね。とすると、ブラック企業ができるのは資本主義のシステム上当たり前なのかもしれません。

さて最後です。

③労働者は大工場で働くことにより、他人との団結の仕方を学び、組織的な行動ができるようになり、やがて革命を起こして資本主義を転覆させる。

③バイトは休憩中に文句言うだけでは耐えられず、みんなで団結してストライキを起こして、現状をぶっこわす。

以上です。

どうでしょう?

イメージして頂けましたか?

もともと資本論は基本的には資本主義が完璧な訳じゃないよ。って本です。

ざっくり言うと資本=お金ですから資本主義=お金が一番主義です。

お金が一番やったら人間は二番なん?それで本当にいいの?

って本です。

一時期資本主義はダメだ!という論調があったらしいです。(日本赤軍とかがそういう感じなんでしょうか?すみません。当時の方がおられだら捕捉して頂ければと思います。)

ですが旧ソ連等の社会主義国家が崩壊したため、資本主義も問題あるけどしゃあないんちゃう?っていうのが世の中の風潮ではないでしょうか。

皆さんいかがでしょう。

私も歴史が苦手なので間違いがあればご指摘頂きたく存じます。

さて、これを踏まえて次回は

『21世紀の資本論』について考えていきます。

資本論は21世紀になってどう進化していくんでしょうか?

ご期待ください。

この記事が何かのきっかけになれば幸いです。

それでは。

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